【コラム】真珠の核入れが始まっています
皆さん、こんにちは!
だんだんと気温も上がり暑くなってきましたね🌞
先日ミズ・オンドアールのお二人と一緒に日本一の真珠生産量を誇る宇和島市へ真珠養殖の視察に
行ってきました。現地では真珠の核入れの真っ最中!ということで、本日は真珠養殖の中でも最も繊細
で難しいとされる核入れの現場を皆さんにお伝えしようと思います!
核入れとは、アコヤ貝の中に真珠の素となる”核”と真珠形成に不可欠な”ピース”と呼ばれる細胞を
入れる作業のことをいいます。これはアコヤ貝にとても負担がかかる作業です。
上手くいかないと、貝が死んでしまったりせっかく入れた核を吐き出してしまうこともあります。
非常に繊細で技術がいる作業で、まさに真珠の良し悪しを決める重要な工程なのです。
核入れ前の下準備。これはアコヤ貝から外套膜(がいとうまく)と呼ばれる細胞を切り取っている様子です。
スルスルと切って並べていきます。
奥に見える白くて丸いものが核です。先程切り取った細胞を真ん中に準備していよいよ核入れスタートです。
オンドアールのお二人も興味津々!!繊細な作業に見入ってしまいます。
オンドアールと私も核入れを体験させていただきました💪
職人の方は1個の貝に数秒で核入れを行うのに対し、私は1分、2分と経っても上手く入れられず😅
1個入れ終わる頃には10分くらい経っていました・・・💦
職人の方は1日700~800個の核入れを行い、一人前の施術者になるには数十年かかるそうです。
商品となって手元に届くまでこのような繊細な作業が行われている現場を見ると、より真珠が美しく
大切に思えます。貴重な体験ができた1日でした!
オンドアールのInstagramでも視察の内容を更新しています。こちらより是非ご覧ください!