お手入れについて

真珠のお手入れ前に

真珠は、炭酸カルシウムの結晶とそれを繋ぐわずかに水分を含んだ蛋白質でできているため、汗や皮脂の影響により輝きに変化が生じることもあります。

また、当組合のネックレスは頑丈な糸(GPT)を使用しておりますが、長年使用することで糸が伸びて多少緩んだりする可能性があります。

真珠を美しく保つ5つのコツ

  1. ほかの宝石や金具類より柔らかいので、硬いものと擦れあわないように保管する
  2. 酸性の液体に長く触れると表面の結晶が溶けてテリが弱くなりやすいので、使ったら柔らかな布でよく拭いて仕舞う
  3. 急速に乾燥すると真珠層の構造が崩れて輝きが鈍くなりやすいので、ストーブのそば等に長く置かないようにする
  4. 揮発性の薬品の影響を受けて変色することがあるので、防虫剤・芳香剤・香水など揮発性の薬品の影響下で長期間保管しない
  5. ネックレスの糸は水分で伸びたり、珠の穴口で擦れて弱くなるので、5年に一回は糸替えをする

長く輝きを保つ真珠

真珠は丈夫な宝石で、特に、 靱性(ねばり強さ、外力によって破壊されにくい性質)が高いので割れにくく、巻きの厚い真珠ならお手入れさえしていれば長く輝きを保ちます。

当組合ではGPT(高密度ポリエチレン)と呼ばれる非常に強い糸を使用していますので通常の使用ならまず切れることはございません。

ただ、若干緩んできますので5年に1回を目安として糸替えをおすすめしています。
拭き布は柔らかい布であれば何でも良いのですが、商品をご購入のお客様には専用の拭き布を差し上げています。

真珠はちょっとしたお手入れや心遣いで長く輝きを保ちます。